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左記はシャフトのバランスポイント位置を計測しております。(3アイアン用) |
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バランスポイントとは!シャフトの重心位置です。
この重心位置が最終バランスの数値に大きく左右します。 |
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左記は標準的なスチールシャフト(DG)と標準的なカーボンシャフトの
重心位置(バランスポイント)を計測し並べた所です。
DGスチールの場合(ソケット付き)全長に対しチップ側から49.33%付近に。
カーボンシャフト(同じくソケット付き・形は違うが重量は同じです)
は51.46%付近です。
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この位置がヘッド重量の設定に大きく左右されます。 |
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今回は3アイアン用ヘッド(カーボン用252.63グラム)に
スチール・カーボン共に同じ長さ(仕上がり38.5インチ)のシャフトで計測しました。
グリップは48.47グラム。
DGスチール 121.12グラム b/p 49.33%
カーボン 65.63グラム b/p 51.46%
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チップ先端から赤・白の位置までですがこれぐらい違います。
シャフトにより1本1本違いますから要注意! |
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このままバランス計にかけると!14インチ計。 |
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14インチ計の場合、グリップエンドから14インチの所に支点があります。
写真は左側がグリップエンドですが支点付近にスチールのb/pが
有る事が分かります。
多くのカーボンの場合写真のように支点よりグリップエンド寄りにb/pがあります。
(例外は有ります。例外の代表にNS pro950があります。) |
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スチールの場合
同じ長さで(38.5インチ)同じヘッド252.63グラムを装着し
同じグリップ(48.47グラム)の場合、
バランス D-8.2
総重量 422.22グラム。 |
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カーボンの場合
バランス D-1.5
総重量 366.72グラム |
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スチールシャフトでカーボンと同じバランスD-1.5に合わした場合。
左記はスチールシャフト(DG)で今回のカーボンで出たバランス値と同じ
D-1.5に合わした場合のヘッド重量と総重量の比較です。
ヘッド重量 238.43グラム
総重量 408.01グラム
バランス D-1.5
カーボンと同じバランスに合わせた場合、ヘッド重量は
約14.2グラムも軽くなりましたが
シャフト重量の違い約55.49グラム(スチールが重い)により、
総重量に約41.29グラム(スチールが重い)の差が出ました。
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上記の結果のように、通常のバランスポイントの
カーボンシャフトとスチールシャフト用のヘッド重量は異なり、
カーボン用の物はスチール用の物より重くなっております。
今回は14.2グラムの違いでしたがモデルにより形状の違いでグラム数は変わります。
この原理を利用し、最近では1つの重量を製造し、
スチール用は標準の長さで仕上げ、カーボン用は少し長く仕上げ
コストダウンをしてるメーカーさんも多くなっております。
基本的には個人個人に合わし、バランス・長さ・シャフトのb/pを計算しヘッド重量を求めたい物ですね。
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